今回、東広島市議会議員の鈴木英士氏のYouTubeチャンネルを開設するにあたって、動画撮影と企画を担当することになりました。今回はなぜ学生スタッフとして参加するに至ったのか、これからの政治参画のあり方について説明したいと思います。
統一地方選挙から一年、地方政治の話題が減っている
昨年度の選挙活動では、動画でのインタビュー映像や生配信で質問に答える取り組みをしました。地方選挙で動画を使った広報活動はまだまだ日本では例が少なく、新しい取り組み例として多くの方に視聴いただける機会となりました。
対照的に選挙後はどうかというと、まず議員一年生ということもあり、なかなか広報活動に時間をさけなかったという反省がありました。また、昨今のコロナの状況で、オンラインで情報発信する重要性は、以前にもまして高まっている中で、東広島のいまを映像の形で紹介していきたいという考えも重なりました。
気軽に地方政治について触れる機会を作りたい
当然、YouTubeであれば、生配信機能もあり、編集した動画と並行して、視聴者と直接対話したり質問に答えたりする機会ができます。
今後の自民党総裁選や衆議院議員選挙を見据えてなのか、国会議員、政党代表者がこぞって動画による発信活動を本格化させています。国会議員がやっているからやるというわけではないですが、それだけネット、オンラインの力にみんな気づき始めているから始めているんです。

一方で地方政治はどうでしょうか。
地方政治を担う県議会、市議会などにも首長のもとに十数名の議員が活動しているわけですが、みなさんどれだけの方を見かけたことがあるでしょうか。名前だけでもご存じでしょうか。FacebookでもTwitterでもほとんど見かけないのではないでしょうか。
確かに国も重要ですが、今回の給付金申請も含めて、地方自治体の非常時、通常時における市民への貢献度は非常に大きい一方で、市民にとって行政や議会が何をしているのか、あまり知られていないのが実情です。
市民と行政の懸け橋になるのが議員の本来の務め

これまでの議員活動のスタイルは、議員自ら住民の集まる会合やお祭り、イベントに出向いて、そこで直接お話を聞くことで住民の声を行政に反映することができました。しかしながら、当然イベントや会合が開けない昨今、これらのシステムがいかに旧来のオフラインに頼っていたのかが明白になったと思います。
このYouTubeはいわばオンラインで地元の議員とつなぐきっかけづくりなのです。積極的に広大生や東広島の地域の方とつながってコラボする機会にできれば最高です。
これからの議員とまちの関係を発信する新しいモデルに

議員個人の活動や政党の考えを紹介するというのは現在広がりを見せるTwitterやYouTubeなどの広報だと思います。私たちはもう一段踏み込んで、地域と政治が関わる新しい形づくりを展開したいと思っており、YouTubeで楽しく動画を作っていこうと思っています。