

2019年10月にSONYα7iiiを購入してからおよそ5か月ほど経ちました!
瞳フォーカスや全画素超解像ズームなどミラーレスだからできる機能がフルサイズで探検できる喜びに毎度驚かされています.
これまではSONY Gレンズ70-200mmf4の望遠ズームレンズしか持っていなかったので,広角側のレンズを欲しいなと思っていたところ,友人から広角単焦点レンズである「SAMYANG 14mm f2.8 ED AS IF UMC ソニー αE用」を安く譲ってくれたので,このレンズをつけて試し取りをしてみました.

こちらはSONYα7iiiに着用しています.写真はへにょろ(@Kiha48_5804
)さんに撮ってもらいました.こう見ると様になりますね.
はじめての出目金タイプの広角レンズ

多眼レンズを搭載したスマホの登場により,スマホユーザーでも手軽に撮れるようになってきた広角写真.これまで私が使ったなかで一番広角側に焦点距離の小さいレンズは,「AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED」というレンズで,2017年頃D610を使っていた時につけていたレンズです.このレンズは広角の映りも素晴らしく,レンズフィルターを付けられるタイプだったのです.
今回手に入れたサムヤン14mmはいわゆる「出目金」タイプの広角レンズです.
出目金タイプのレンズは「超広角レンズ」とも言われており,レンズフィルターを付けられないくらいにレンズ面が前にせり出しているのです.この点によって,
- レンズ球面にすぐにごみやチリがつく
- 携行時にぶつけてキズをつけやすい
という欠点があるものの,それだけより広い画角で撮ることができます.今後,広角ズームレンズを購入したいなという思いはあるので,安いもので一度出目金タイプを使って,使い勝手を知りたいと思ったのも購入に至った経緯です.

レンズはとても寄れるというわけではないですが,被写体に近づいて大きさ,広さを伝えられます.
旅に,散歩に,鞄に入れておきたくなるレンズ

14mmは日常スナップに持ち出すのはそこまでしていなかったのですが,ちょうど奄美に旅行に出かけることができたので,景色を撮るのに使ってみました.
夕日の壮大さを手軽に撮ることができたのはとっても満足しました.映りは撮ってだしでまずまずな印象です.筆者は後でライトルームで自動調整と夕日の色を少し強めにレタッチしました.こだわる人でしたら
- rawで撮って,後でパソコン,スマホで編集
- jpegであっても最高画質で撮ってスマホで多少編集
などをおすすめします.風景写真は現像ありきなところもあるので問題ないのではないでしょうか.

この写真は,スナップで道端で撮ったものなので,そこまで気合を入れていなかったです笑
カメラを縦構図で地面に寝かせて撮ったものです.アスファルトと空を入れて撮ってみようと思っただけの写真なのですが,超広角レンズ特有の隅側が引き延ばされることを利用してアスファルトの質感を表現することができました.

これはスナップ散歩に友達(@moyo_photo)にカメラを預けて撮ってもらった写真になります.広角レンズは広い画角に多くの情報を入れることが可能なため,一枚の写真にストーリーを伝える写真を生むことができます.
この写真では,足つぼの参拝道を進んで祈っていること姿が映されています.これまで望遠側の画角を多用することが多かったので,このようにストーリーを伝える写真を画角の広さで作れることに気づかされたのはとても新鮮でした.

こちらは広島市南区にある黄金山という山に登った時の写真です.広く写真撮りたいときに打ってつけですね.もうちょっと曇りが少なかったらラッキーだったのですが,これもまた雲の流れる感じと奥の雲が立体感を生んでいるのではないでしょうか.
黄金山からの景色は夜景も人気スポットであると後から知ったので,今度は夜景写真もチャレンジしてみたいです.
おわりに 初めての超広角レンズに価格も質感もちょうどいい

写真はへにょろ( @Kiha48_5804)さん撮影
はじめはレンズにキズつけちゃうかなとびくびくしながら使っていましたが,こまめにレンズキャップをつける,ごみやチリがないかを確認しさえすれば,価格も良心的でカメラ中級者にはとてもいいのではないでしょうか.
もちろんシグマやSONY純正では高価なレンズもありますが,
- トリミングして使いたい
- 星空写真などで開放F値が小さいものがいい
- 重さを犠牲にしてでもとにかく描写力
- オートフォーカスじゃないと無理
などを言わない限りは満足できるレンズだと思います.ただ周辺減光はしやすいので,そこは広角レンズ写真の味とするか,写真ソフトで現像するかなどをしたほうがいいです.でもそれくらいです.
これからもたまに登場させる,鞄に忍ばせるレンズとして運用しようと思います.
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写真を撮ってくれましたへにょろさんはTwitter,ブログでカメラや作品を掲載しております.